NEWS

2024.01.26

INFO

‘除隊’コンミョン「年下男子イメージに煩いはありません、軍隊に行ってきてふてぶてしさが加わりました」


‘除隊’コンミョン「年下男子イメージに煩いはありません、軍隊に行ってきてふてぶてしさが加わりました」

子犬のようなビジュアルに愛嬌たっぷりの性格まで。年下男子の定石と呼ばれる俳優コンミョン。除隊後に会った彼は、相変わらず可愛い魅力を見せた。だが、ふてぶてしさが加わった、どことなく成熟したコンミョンだった。

コンミョンは22日午前、ソウル鍾路区三清洞のとあるカフェで10asiaのインタビューを受け、映画『市民ドクヒ(原題)』などについて聞かせてくれた。

昨年6月に除隊したコンミョンは映画『市民ドクヒ(原題)』で復帰した。入隊前に撮影した作品だが、除隊後に公開されることになり、舞台挨拶やインタビューなどの宣伝活動中だ。コンミョンは「運に見舞われているようだ」とし「公開前に舞台挨拶、制作発表会などを一緒に行うことができること自体がとても気分がいい。とてもいい時期に公開されるので嬉しい」と伝えた。

‘除隊’コンミョン「年下男子イメージに煩いはありません、軍隊に行ってきてふてぶてしさが加わりました」

『市民ドクヒ(原題)』は、ボイスフィッシングの詐欺被害にあった平凡な市民ドクヒ(ラ・ミラン)に詐欺を仕掛けた組織員ジェミンからの救助要請が来ることで広がる痛快な追跡劇。コンミョンは劇中、加害者であり被害者でもあるジェミンを演じる。1月24日韓国にて劇場公開された。

映画は実話を基に作られた。2016年京畿道華城市のクリーニング屋の店主キム・ソンジャさんがボイスフィッシング詐欺のリーダーと組織員を捕まえるのに貢献した実話を基に、エンターテイナー的な要素を加えて作った。コンミョンは「最初は実話がどの程度占めるのか分からなかった。その部分に集中するよりは、シナリオだけ見た時に痛快でスカッとした。」とし、「ラ・ミラン先輩が出演すると聞いて、無条件にやらなくてはという思いで監督に会った」と、作品を選んだ理由について語った。

ボイスフィッシング詐欺を題材にした映画『市民ドクヒ(原題)』。実際にボイスフィッシング詐欺メールや電話を受けたことや被害にあったことがあるかとの質問にコンミョンは「僕はないが、最近父親の知人の葬式に訃報メール形式で送られてきたボイスフィッシング詐欺を経験した。普段、父親が疑い深いので詐欺にあうことはなかったと言っていた。僕の周りにもそのようなことが起こるとは思わなかったが、『市民ドクヒ(原題)』の公開を前に、そのような話を聞いた。」と伝えた。

‘除隊’コンミョン「年下男子イメージに煩いはありません、軍隊に行ってきてふてぶてしさが加わりました」

コンミョンは普段、先輩たちと相性がいい‘お姉さんキラー’と呼ばれる。キム・スクのYouTubeチャンネルに出演し、俳優のイ・ハニ、チョン・ウヒと親しいとも明らかにした。今回の映画を通して共演したラ・ミラン、ヨム・ヘラン、チャン・ユンジュからもたくさん可愛がってもらった。コンミョンは「映画で組織員として出演したので、暗い場面が多かった。撮影後、外に出て先輩たちにお会いしたのですが、雰囲気が良かった。その雰囲気に圧倒されたことがあった」とし、「先輩たちがとても可愛がってくださり、もう一度圧倒された」と冗談を言った。

コンミョンは先輩たちといると気が楽だと話した。彼は、「幼い頃から長男でも母親に愛嬌をたくさん振りまいた。だからか、撮影しながらもお兄さんやお姉さんたちに頼ったり、愛嬌を振りまいたりした。良く思ってくれる方々が多いと思う。そうでない先輩にはまだ出会ってないので、こうして生き残っている」と笑いながら語った。

除隊後、コンミョンはただ愛嬌を振りまくというよりは、少しふてぶてしさが加わった。コンミョンは「最近先輩たちとの食事の席で、自分でもふてぶてしくなったと感じたことがあった」とし、「元々先輩たちと話すとき、どうすればいいか分からない感じだったとしたら、今は受け流したり「はい」と言える」と明らかにした。

軍隊でコンミョンは、演技の大切さを実感したと。彼は「「いつ除隊するんだろう」という考えが最初にあった。」と言って笑いを誘った。さらに「僕がやっている仕事に対する感謝と大切さを実感する時間になった。『キリング・ロマンス』が軍隊にいる時に公開された。早く除隊して演技したいというより、軍隊に入る前に作品に参加出来たことに対して、もう一度感謝した。僕は軍隊にいるけど、外では観客の方々が作品を見ることができることに感謝した」と伝えた。

‘除隊’コンミョン「年下男子イメージに煩いはありません、軍隊に行ってきてふてぶてしさが加わりました」

これまでコンミョンが作品を通じて見せてくれた姿は、可愛い年下男性のイメージだ。様々な姿を見せようとする悩みはないのか。これに対してコンミョンは「悩みはない」とし、「むしろそういう姿を好きになってくれること自体に感謝する。まだ僕はやることがとても多いし、これからの俳優だと思う。『ハンサン ―龍の出現―』でお会いしたキム・ハンミン監督がおっしゃってくださったんですが、世間が好きなイメージがキャラクターに閉じ込められることもあるし、悩むこともある。俳優として他の役をしてみたいと心配するかもしれないけど、逆に考えてみればもっと良いものが出てくるかもしれないと言っていた」と明らかにした。

コンミョンは「「井戸も深く掘れば掘るほど水が出るというように、悩まずにあなたがしたいことを果敢に見せてくれるなら、良いものが出る可能性がある」と言う。僕もそう思う。」とし、「演技はマラソンだと思う。ゆっくり自分のペースで長く走りたい。まだこれからだ。心配するより前に進んでみれば、見せれる姿はより多様でたくさんあると思う。」と強い自信を示した。


写真提供:(株)ShowBox
出処:10asia